引用元: http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1474550543/

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10: 名無しさん@おーぷん 2016/09/22(木)22:25:54 ID:qrS
11年前 当時付き合ってた大学の先輩とその友人達と心霊スポットに行くことになった

住んでたアパートから車で1時間ほど走った山の麓にある廃家でそこはかなり昔に一家心中があったみたいらしくその廃家は異常に空気が悪かった

10: 名無しさん@おーぷん 2016/09/22(木)22:25:54 ID:qrS
11年前 当時付き合ってた大学の先輩とその友人達と心霊スポットに行くことになった

住んでたアパートから車で1時間ほど走った山の麓にある廃家でそこはかなり昔に一家心中があったみたいらしくその廃家は異常に空気が悪かった

16: 名無しさん@おーぷん 2016/09/22(木)22:29:45 ID:qrS
彼と先輩達で廃家をウロウロして写真とかを撮ったりしてからみんな飽きたみたいで帰ることになった。

アパートまで彼に送って貰った
その時は確か深夜の2時頃だったかな?

疲れたから風呂は次の日で良いかなって思い その夜は寝ることにした。

寝てしばらくして足下がスウスウと風邪が来るから目を覚ましたらいたんだ

幽霊が

18: 名無しさん@おーぷん 2016/09/22(木)22:34:21 ID:qrS
ビックリして悲鳴あげて電気を着けたら

幽霊はうっすら姿が薄くなった

特徴は横縞のTシャツに膝より上の短パン
バーコード頭がトレードマークの笑顔の可愛らしいオッサンだった

オッサン幽霊は笑顔で正座で両手を合わせて
「足クンクンしちゃったごめんねー」って言ってるかのように謝ってた

謝ってたのかな?

21: 名無しさん@おーぷん 2016/09/22(木)22:39:21 ID:qrS
最初は幽霊と信じたくなかった私は、彼に電話して直ぐに来てもらうようにした

20分後、フライ返しを片手に彼がやって来た

彼にオッサンの場所を教えたんだけどどうも彼にはニコニコしてるオッサンが見えないみたいでどうしようもなかった

彼は見えないということでキッチンにあった塩をありったけ撒いてた


オッサンは場所を移動した

26: 名無しさん@おーぷん 2016/09/22(木)22:42:36 ID:qrS
塩を撒いて満足した彼は家に帰った
正直、泊まってほしかったけど時間だったから彼を止めなかった

部屋に戻り正座で幽霊の前に座った

「ふざけておじさんの家に行ってすみません。謝るんで家に帰ってください」

オッサンは「えっ?なんで??」みたいな顔をして少し離れた

なんだこのオッサンは!

31: 名無しさん@おーぷん 2016/09/22(木)22:46:07 ID:qrS
その日はオッサン幽霊が怖くて寝れなく朝まで起きてた

そして朝になって風呂に入ろうと思ったのだがオッサンがこの部屋に居るってことは覗いてくる可能性があると思った私はオッサンに退去を求めたが脚下された

覗くなよ?って言ったらオッサンは誇らしげにグットポーズをした


そして風呂でシャワーを浴びてたら除かれた

35: 名無しさん@おーぷん 2016/09/22(木)22:49:19 ID:qrS
その日は大学を休んで実家に帰って親に相談した

そしたら近所の坊さんだったら徐霊できるんじゃね?って話になって一週間後に坊さんにアパートに来てもらうことにした

アパートに戻ってからオッサンにその事を伝えたら少し驚いてたみたいだけど、なんか平気な顔をしてた

40: 名無しさん@おーぷん 2016/09/22(木)22:52:47 ID:qrS
その後、オッサンに数回風呂とトイレを覗かれ
食事中にオッサンの爆発スマイルや変顔で食べ物を気管に詰まらせかけたり

オッサンはハチャメチャだった

もちろん寝る時は横で顔をキリッとし、添い寝しようとしたり匂いを嗅いできたりとセクハラが多かった

42: 名無しさん@おーぷん 2016/09/22(木)22:57:40 ID:qrS
一週間経ち
アパートに親と坊さんが来た

坊さんはこんな事したことないけど頑張ってみるよって言ってた

当時は坊さんみんな幽霊見えるものだと思ってた

坊さんはおもむろにエアコンの近くに行きなんか色々オッサンに人生を語り始めた
でもな、残念だ。

オッサンの幽霊はベランダで風にあたってるんだよ
坊さんに全然ビビってないよ

45: 名無しさん@おーぷん 2016/09/22(木)23:01:50 ID:qrS
坊さんにオッサンのいる所に案内をした
坊さんはオッサンに現世やらあの世のことを語りだした
オッサンは聞く耳持たず玄関の方に移動した
私は坊さんにオッサンが玄関に移動したよって言ったら坊さんは玄関に移動した

それからオッサンと坊さんの鬼ごっこが始まり
坊さんは諦めた

やっぱプロを呼んだ方が良いよって言われた
オッサンは誇らしげに腕をくんでた

46: 名無しさん@おーぷん 2016/09/22(木)23:03:26 ID:qrS
親は最後私に疲れてるんじゃない?
実家でゆっくり休みなさいって言われた

オッサンめ

49: 名無しさん@おーぷん 2016/09/22(木)23:06:14 ID:qrS
それから私は諦めてオッサンが自然に消滅するのを願って同棲することになった

休日の日にオッサンを1日観察したことがあった

56: 名無しさん@おーぷん 2016/09/22(木)23:11:13 ID:qrS
朝5時頃にオッサンは行動を開始する玄関とベランダを何か往復して私を起こす

起きた私を笑顔でじっと見続けて手をふる

朝7時頃に朝食を食べる時はテレビをじっと見ている
たまにおならをしているような動きをしてる(匂いや音はしない)

朝9時頃 部屋の掃除の時はオッサンは寝転がっている

60: 名無しさん@おーぷん 2016/09/22(木)23:15:55 ID:qrS
11時頃
ゲームをしてたらオッサンは横からチラチラ覗いてた
オッサンはゲームはしたことあるのだろうか疑問が出来た

昼1時前
昼御飯
オッサンはベランダで空を眺めてた(後ろ姿が少し寂しそう)

夕方4時頃
買い物と散歩
オッサンはどうも部屋から出ない。
引きこもり

65: 名無しさん@おーぷん 2016/09/22(木)23:19:13 ID:qrS
夕方6時
風呂に入ってる時、ドア越しからオッサンの顔が見える一応怒られてからは覗かない努力はしてるみたい

夜8時
晩御飯
オッサンはニコニコ私を見続けた

深夜12時そろそろ寝ようとしたときにオッサンは先に布団の横に寝転がって手でおいでおいでをする
セクハラオヤジめ

68: 名無しさん@おーぷん 2016/09/22(木)23:22:33 ID:qrS
半年位オッサンと同棲すると
オッサンに色々話をするようになった
彼と別れた話や大学の話、友人の話
喧嘩してしまった話など
オッサンは黙って目を瞑りうんうんと私の愚痴なども聴いてくれた

74: 名無しさん@おーぷん 2016/09/22(木)23:24:55 ID:qrS
オッサンから何かを話した事は無いけどオッサンは黙って私の話を聞き続けた

それからオッサンと出会って一年と少しが立った

78: 名無しさん@おーぷん 2016/09/22(木)23:27:25 ID:qrS
私はオッサンの事やオッサンの家族の話を聞きたくなって夜オッサンと寝てる時に聴いてみた

横で寝てたオッサンは複雑そうな顔をしてベランダに行ってしまった

それから数日の間オッサンはベランダで遠くを眺め続けた

84: 名無しさん@おーぷん 2016/09/22(木)23:30:10 ID:qrS
私はベランダに行き横で遠くを見てたおっさんに話しかけた
オッサンがどんな人生だったか知らないけどまた話したくなったら言ってね

部屋に戻ったらオッサンも久しぶりに部屋に戻ってきた

85: 名無しさん@おーぷん 2016/09/22(木)23:32:48 ID:qrS
オッサンは突然正座になったかと思うと土下座した

私はオッサンの突然の行動にビックリしてどうしたのか聞いたのだけど
オッサンは語らない 顔を下に向けたままだった

私がオッサンのプライバシーな事を追及してオッサンを不愉快にしてしまったのだと思い私もオッサンに土下座した

88: 名無しさん@おーぷん 2016/09/22(木)23:36:05 ID:qrS
オッサンは私が土下座したことに驚きを隠せなかったみたいでジェスチャーで顔を上げてみたいな事をした

私は正座のままオッサンを見つめた

オッサンは立ち上がり起立をして私に深く頭を下げた

私もオッサンと同じように起立して頭を下げた

オッサンは手を差し出して握手を求めたようで私も握手をした
オッサンは幽霊だから触れる事は出来なかったけどオッサンは満足そうな笑顔をしたらそのまま消えた

91: 名無しさん@おーぷん 2016/09/22(木)23:39:10 ID:qrS
結局おっさんのプライベートな話は聞けなかった

この前おっさんのチャームポイントであるバーコード頭と同じような頭の人を見かけて重い出したからここに書き込んだ

下手くそでオチもなにもない文とかでごめんなさい

ちなみにオッサンの好きな下着の色は黒でした

98: 名無しさん@おーぷん 2016/09/22(木)23:45:23 ID:1Yi
おっさんの死因はなんだったのだろうね
なんで1について来たのだろうね